Overture


夢見るお姫様の悲劇

白馬の王子さまは存在しない
願いを叶えてくる魔法使いはいつまで経っても現れない
恋は砂糖のようには甘くない
目を凝らしても運命の赤い糸は見えない
鏡はただの鏡
ガラスの靴は足に嵌まらない
いつかは夢から醒める
私はお姫様ですらなかったの
かぼちゃの馬車は自転車で代用
王子さまでも何でもないあなたに恋をした