Overture


1301-1400

1301-1310
君を花に例えると
恋する季節到来
振り返る日々は忙しなく
淡く切ない初恋の思い出
これまでの人生が僕を縁どる
生きる意味を探さずにはいられない
部屋の片隅に積もってゆく埃
一度で駄目なら何度でも
空想はお金のかからない娯楽
私は世界の一部

1311-1320
部外者立ち入り禁止
地球の外側
泣かせてばかり
一寸先も見えない闇の中、君を見失う
夏が過ぎたあと
孤独恐怖症
どツボにハマった
生温い風が町を駆け抜ける
荒廃の後に芽吹く生命
ないものねだり

1321-1330
正論で塗り固める
歌が聞こえてきたの
癒えない傷
憤りを噛み締めて
花を咲かせよう
武器は守るためだけに
和平の証にキスを
時が経つほど鮮明に
無知な私を詰る視線
逃げ脚だけは一人前

1331-1340
肝心な言葉は聞こえないように
もう誰も信じない
崩れ去る幻影
真似したって意味なんかないのに
裏切り者に制裁を
「好き」を教えて
追いかけさせて
理由をちょうだい
君はいつも私を泣かす
もっと具体的ななにか

1341-1350
誰かを救える人になって
願いは祈りとなって空に届く
どうしても、と君は言った
物語は常にハッピーエンド
いらない子
1+1=2
さよならなんて言わないで
バカはあなたでしょう
君に出会って恋を知った
だからもう泣かないで

1351-1360
失ったものは戻ってこないけれど
幸せに対して貪欲になること
怒る理由がない
君の唯一になりたくて
謝ってほしかったんじゃない
おいてかないで、と声に出せたら
風がすべてを攫ってゆく
毒々しいほどの美しさ
狂気を孕んだ瞳
なにか残してあげられたかな

1361-1370
溶け合ってひとつになる
全部全部消えてなくなれ
ひとりぼっちには慣れてるから
りんごのほっぺた
いつか再び相見えるまで
悲しみも全部連れていくよ
逃げ出した
私の宝物
悲しくない涙
預けておくよ、この気持ち

1371-1380
溺れるような恋
誇り高いライオンのように
どうか逃げないで
僕が怖くないの?
認めたら負け
天文学的な数値
なくしたくない
二人の間に働く引力
見せてみてよ、君の本気
二人一緒ならきっと大丈夫

1381-1390
私の親友
たくさんの夢と希望を抱えて
星の溢れる夜空に誓う
賢く生きること
鳴り止まない警報
危険思想は徹底的に排除
瞼に焼きついた後ろ姿
強く儚い人
悪を裁く
死ぬほど愛してる

1391-1400
吐息の届く距離
わかっていてもどうしようもないこと
寂しいとか、寂しくないとか
どこまでも速く、速く
遠ざかる君の思い出
魔法の言葉を唱えてみたら
これ以上何を奪っていくというの
一生理解し合えない
扉一枚で隔てられた二人
あなたは私の正義のヒーロー