Overture


901-1000

901-910
これで最後だよ
色が混ざり合う
背伸びは疲れる
コウモリは嘲笑う
いつも責め立てていた
明確な悪なんてどこにも存在しないのにね
悲しくならない?
理解してほしいとは思わない
ヒトにとっての神
必ず手に入れて見せる

911-920
愛うえお
なくならない傷痕
燃える赤
手が届きそう
充電がそろそろ切れる
季節外れの花見
ゆらゆらと流れる
虹色に光る
ワン・モア
きらきらきらり

921-930
甘く切ない
物語のようにはいかないね
待ち望んだ時が来た
もっとずっと好きになる
輝かしい未来
全然足りないよ
赦さないで
雪辱を果たす
カレンダーに溜まったバツ印
この物語はここでおしまい

931-940
黒いインクの染み
滲む水彩
生まれてきたことを感謝した日
幸せが怖いよ
君の願いなんでも叶えてあげる
私を縛るものはない
愛していたのに
背を預けましょう
寒さになんか負けない
溺れてみましょうか

941-950
落とし穴に嵌まる
鏡に写る誰かさん
魔法をかけて
迷子はいませんか?
指の間をすり抜ける
落ちていく砂
欠伸を噛み殺した
失くしたものは返ってきましたか?
愛で満たされたい
悔しくて泣いた

951-960
笑われたって構わない
それではいつか壊してしまうよ
愛すほどに傷つけてしまう
世界は君に優しいですか?
皮膚の下
突き刺さるナイフ
いつかまた会える、と
なんでもない
確かなもの
吹き付ける風が冷たくとも

961-970
間違いは悪で正しいは正義?
私の知らない人
還る場所
これは貴方の涙だよ
あの丘の向こうに
赤い屋根のお家
私を抱き締める二本の腕
なんでこんなに似ているんだろう
まるで幻のよう
消えた宝

971-980
重なる影
陰影を追う
君と世界の二択
君は僕の風
いらなくなんかない
私が拾ってあげる
独りぼっちじゃなかった
遠回りをしてきた
穴だらけの世界
わからずや

981-990
想いを守ってみせる
魅入られてしまったのね
瞬く星の数を数えた
悲しみはひとつじゃないから
それを僕が証明してみせよう
迷いながらも進む
優しさに似た何か
雲になりたい
紅葉の落ちる頃

991-1000
くたびれた思い出
渡しそびれた花束
鉛筆を転がして決める運命
秒針から目を逸らさず
大気と共にあれ
歓迎されないことは知っていたけど
深い眠りに身を捧げた
祈りは届かなかったようだ
心が近い
笑わないで聞いてほしい
目を瞑っていて